毎年1月に行われる介護福祉士の試験は、1年に1回きりなので、もし落ちたら再試験は1年後。
受験料や交通費が無駄になるだけでなく、試験に受かっていたと仮定すれば介護福祉士の資格手当×12(ヵ月)分を会社からもらい損ねてしまうとも言えますね。
これはもったいない!ヘルパーとしては1回で受かりたい!と強く思うハズです。
かく言う私も試験には1回落ちました。
試験科目の中には、普段聞きなれない介護保険や介護福祉法に関する専門知識が必要なのですが、意味を理解せずにただ単語を暗記して挑んだ結果、問題が解けなかったんです。
特に、法律。医療関係は範囲が広過ぎて、それの勉強だけで、もう、来年の試験も間に合わない気が…
当時、日勤専属の正社員ヘルパーとして働いて、子供を育てながらの受験だったとはいえ、もっと勉強しておくべきだったと反省しました。
その翌年は必死で勉強した結果、見事介護福祉士試験に合格しました!
ここでは、失敗した経験を通じて得た適切な勉強法のアドバイスや、ヘルパー仲間との意見交換を通じて分かった試験攻略法をお教えします!
100%介護福祉士試験に受かる方法
介護福祉士試験を確実にクリアするためには、以下のような勉強方法が適切です!
- 過去3年分の過去問を解く
- 答え合わせをする
- 分からないところはテキストなどで反復勉強する
基本的には、1~3の繰り返しです。
過去問題の中には、特に法律関係の問題など、問題の意味がよく分からないケースが良くありますが、メンドくさがらず必ずテキストや過去問サイトで問題の意味を調べて、勉強しましょうね。
1度解けなかった問題は、自分にとって最後まで苦手といってもいいですから、間違いには敏感になりましょう。
一つの問題集を暗記するくらい何度も(30回くらい)問題、答え、解説を読み返しました。そして問題を見れば「答えはこれでこういう理由だから」ということがわかるくらい覚えました。最初は理解できませんでしたが読み返すうちに文章がなじんできて、不思議と何を言っているのかわかってきました。
最初は分からないから、読むのはツラくて大変なんですが、何度も反復することによって、理解度がアップすると勉強も楽しくなりますよね!
試験の出題傾向を見る限り、過去問からそのままポンとでることはあまりありません。
似たような問題で引っ掛け問題になっていたり、過去問から得た知識が反映された全く別の問題であるなど、まさに実力が試される傾向にあります。
介護福祉士試験の合格ラインと合格率について
介護福祉士の試験は、問題の60%に正解していれば見事合格となります!
ただし、11科目群中、1つでも全問不正解となった科目があれば、たとえ他の10科目で満点でも試験には落ちます。
※介護福祉士の試験問題は、11科目群より全125問出題。回答方法は5肢択一式(※5個の選択肢の中から回答を選ぶ)のマークシートで、一問1点
介護福祉士試験の合格率は、厚労省の発表によると、毎年およそ6~70%です。
参考サイト:
第30回介護福祉士国家試験合格発表/厚生労働省
勉強がはかどるオススメツールはこちら!
勉強してみて初めて気づくとこがあります。
それは「働きながら勉強するってこんなに大変だったんだ!」という事!疲れていると机に向かって過去問題を解くことすらしたくないものなんです。
どうすれば勉強がはかどるのでしょう?机に向かわなくてもソファーでテキストを開くだけでも十分、頭に暗記事項が入ってきますよ。
テキストは、以下の参考書がオススメです!
さらに、スマホアプリやユーチューブも併用すれば、通勤時間・休憩中・寝る前にベッドの中でも問題が解けるようになるので、うまく活用して時間を有効に使いましょう。
- けあサポアプリ…http://www.caresapo.jp/juken/app?slide
- YouTubeワンポイント講座…
- 一問一答アプリ…介護福祉士暗記カード+過去問 解説付
今は,いくらでも勉強する方法がありますから、自分に合った勉強法が必ず見つかるハズです!
やってはいけない勉強法
2年間にわたる試験勉強の中で私も色々な事を学びました。
その中で「これはやっちゃいけなかった!」と気付いた代表的な勉強法は以下の3つです。
- 試験範囲の全体を見ずに、ただただやみくもにテキストを暗記する勉強法
- たくさんの参考書を購入して、どれも中途半端に手を付ける
- 長期間の勉強期間設定
1.試験範囲の全体を見ずに、ただただやみくもにテキストを暗記する勉強法
とにかくテキスト内容を暗記していけばいい!最初、私はそう思っていました。
しかし、いくらテキスト内容を詰め込んでも、最初に暗記したところを忘れていきますし、暗記が出来ていても、いざ問題にとりかかるとテキスト内容に関する理解が出来ていないので、やはり問題が解けませんでした。
対策としては、「テキストの前にまず過去問を全問解いてみる」ことです。
すると、「出題傾向を見て、正解するために適切な知識をつけるために勉強するんだ」という明確な目的意識が湧いてきます。
自分が11科目群中、どの科目が苦手かもわかるので、ウィークポイントも把握できますね。
2.たくさんの参考書を購入して、どれも中途半端に手を付ける
テキストを複数購入したからといって、試験の合格率は上がりません。
各社から出版されているテキストには書き方が違うだけで同じことが書かれていますから、本屋でパラパラと中身を拝見して自分に合うテキストを1冊選ぶ事をオススメします。
3.長期間の勉強期間設定
長すぎる勉強期間設定。これもやるべきではありません。
1回目の受験で、私は8ヵ月前から試験勉強をはじめ、はじめて3ヶ月くらいで3日に1回しか勉強しなくなり、試験2週間前にあわてて詰め込み勉強をするというとぼけた勉強スケジュールになってしまい、試験に落ちたのです。
一般的に、必要とされる勉強期間は3ヵ月。試験日から逆算して3~4ヵ月前くらいから準備を始めるといいでしょう。
不安な方はもう少しゆったりした勉強期間にして、過去問を多く解くスケジュールで試験に臨んでくださいね!
国語力がない!漢字が読めない!をすぐに解決する習慣をつける
過去問や参考書を読んでも「そもそも、書いてあることが分からない」と悩む原因の一つに、漢字が読めない問題がありますよね。
これは死活問題!テキストにも常用漢字にはふりがなをふられてはいません。
そんな時にはスマホでかんたんに難読漢字を調べることが出来ます!以下を参考にしてください!
iPhoneでもAndroidでもOK 手書きでググってみよう!:
http://menulist.mb.softbank.jp/feature_20160119/
読めない漢字を手書き入力できるアプリ(Iphone):
http://www.appbank.net/2017/02/17/iphone-news/1311893.php
スマホをいつも持ち歩き、読めない漢字をすぐに調べる習慣を身につけましょう。
「勉強をしたくない」逃げ出す自分を律するためにやるべきこと
働きながら国家資格を取得するのは容易ではありません。大変な事です。
業務に追われて疲れて帰宅後、合格に向けて勉強を毎日やる。
中には休みを返上して勉強にいそしむ同僚もいましたが、そうでもしないと1回では受からないのが介護福祉士の試験です。
絶対1回で合格したい!と思ったら、スクールに通う事。
過去の出題傾向から試験に役立つ知識や時事問題に関しても講師が丁寧に指導してくれます(スクールに通って落ちた人も中にはいます)。
一緒に勉強していく仲間を大切にすること。
同僚や福祉学科の仲間はもちろん、ネットでも「今年は介護福祉士に絶対受かる!」という人が集まったコミュニティがありますので参加して刺激し合うと勉強がはかどりますよ。
まとめ
私の失敗談はさておき、アナタの価値観にささる内容はありましたか?
どんな問題が出るかおおよそわかっていても、1問目から知らない単語がでてきてビックリする事もあれば、簡単すぎて笑ってしまうような出題が面白い介護福祉士の試験。
自分に合った適切なテキスト、適切な勉強法で1発合格を目指しましょう!
参考サイト:
https://kaigosyokuyametai.com/kaigohukushishi-benkyouho