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ヘルパーの10人に2人が製造業出身!介護業界へ転職するメリット

投稿日:2018年6月21日 更新日:

㈱ニッソーネットのアンケート調査によると、異業種から介護職へ転職した人の職種は

  • 販売・接客…25%
  • 軽作業・物流・製造…21%
  • 事務…19%

という結果に。

参考URL:
https://kaigobatake.jp/hatarakikata/mushikaku/

製造業で働く皆さん、知っていましたか?
全く別の職業から介護業界に転職した方の中で、10人中2名が製造業職から介護業界へ転職しているという事を!

製造業も、立派なお仕事です。
しかし、日々変化のない仕事内容を淡々と続けるだけの人生に、疑問や不安を感じませんか?

あなたが介護業界でヘルパーとして転職すれば、これまではっきり目に見えてこなかった、自分の仕事に対する成果が、今度はダイレクトで見える(伝わる)ようになります。
なぜなら、製品を作ってお金を稼ぐだけの人生から、ヘルパーとして、自身のケアに対して報酬が支払われる人生に変わるからです。

では、製造業から介護業界へ転職するとき、どんなことに気を付けたらいいのでしょう?
ヘルパー歴10年の私が分かり易くお伝えします!

製造業と介護業界の違いは自分が商品になるところ

介護施設、あるいは在宅介護サービスを受ける高齢者の方々は、地域ごとに様々なカタチで提供されている介護サービスの中で、何を基準に選ぶのでしょうか?
もちろん、ご家族の独断で選択されるケースもありますが、高齢者の方々が介護サービスを選ぶ基準は、介護サービスを提供するヘルパーです。

一方、製造業は、自分たちが作った商品を、消費者によって評価されますよね。

製造業では消費者に届く商品に対し、消費者不快にしないよう、細心の注意を払っていると思います。
なぜなら手に取った商品に傷があったり、ゴミが入っていたり、役に立たなかったりすればたちまち売り上げが落ち、商品が売れない事で会社に損失が生まれるからです。

あなたがヘルパーとして介護業界で働く場合は、あなた自身が消費者(※介護業界では利用者と呼ばれる高齢者)の方と会話をしたり、自分で歩けない方に手を差し伸べるなどのサービス自体が、製造業における商品と同じ役割をします。

目に見えない、数値化しにくい介護ケア・サービスの質によって、売り上げにつながる点が1番の違いですね。

高齢者や仲間とのコミュニケーションは必須

製造業の場合、決められたルーティン作業を正確にこなす技量と体力、そして忍耐力が求められますが、介護の世界はかなり勝手が違います。

ケアをする利用者は、私たちと同じ人間ですから、問題が起きればケアカンファレンス(※1)による問題解決の糸口を探ったり、利用者のご家族とケアの内容でモメたりと、(脅すわけではありませんが)何が起こるか分かりません。

(※1)ケアカンファレンスとは、問題行動が改善されない利用者の課題解決に向けて、ケアマネや看護師など多職種も連携して行われる会議のこと

当たり前ですが、介護業界の利用者は高齢者です。
これまでの同僚・上司だけの人間関係とは違い、高齢者とのコミュニケーションが大切になってくる点が製造業とは大きく違います。

覚えておいていただきたいのが、製造業の世界では、消費者が自分の意志で商品を選んで購入しますが、介護の場合だと、介護サービスを受けることを利用者が自分で選んでいるとは限らない点です。
介護施設に入っている方の中には家族と暮らしたかったのにうまくいかず、しぶしぶ施設にいるという方もたくさんいるんです。そういった方に適切なケアをするのもヘルパーの仕事です。

注意!女性が多い職場で働くには

平成28年度に公益介護労働安定センターが実施した調査結果によると、介護業界で働くヘルパーの内、女性の占める割合が79.5%、訪問介護員(ホームヘルパー)にいたっては、90.3%です。

参考(13Pデータ資料):
http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/h28_roudou_genjyou.pdf

製造業でも、男性(または女性)が多い職場はありますが、↑ 上述したように、コミュニケーションは利用者だけでなく、周りの仲間ともうまくとらなければ、うまくケアしていくことが出来ません。

男性ヘルパーなら、業務中の汗による体臭ケアをはじめ、休けい時間や出勤・退勤時の好印象を与える声掛けやあいさつを心がけ、とにかく嫌われないよう諸先輩がたの顔を立てることを忘れずに!

製造業から介護業界に転職するメリット

  1. ヘルパーと利用者とのなじみの関係
  2. 人間関係・上下関係がいい意味でゆるい

ヘルパーと利用者とのなじみの関係

介護業界に転職するメリットは、利用者から直接「ありがとう」「助かったよ」という言葉がもらえることです。
月日が経つごとに、同じような生活リズムで人生を送るヘルパーと利用者には、いつしかなじみの関係が生まれ、食事・着替え・外出・入浴などを通じて、まるで家族のように過ごすことが出来ます。

一方、製造業では、軍隊とまではいかなくとも、個性よりは集団規律を重んじる業界ですから、上司や同僚と家族のような関係性を築ける環境は、なかなかないかと思います。

人間関係・上下関係がいい意味でゆるい

職場の人間関係が楽なのも介護業界のメリットです。
ヘルパーはみな「人に関わる仕事がスキ」という同じ理由で介護の仕事についていますから、ヘルパー同士にはあたたかい仲間意識があります。

また、職員間の上下関係がゆるいというのも介護業界の特徴です。

介護業界のピラミッドの頂点は利用者です。その利用者に直接触れてケアし、利用者の気持ちを満たすヘルパーたちは、その次に大事なもの。
ですから、基本的な勤務態度が守れていれば、役職のついた社員とも気軽に話すことが出来ます。

給与ダウンとサービス残業のリスク

給与ダウンについては、お勤めの給与事情によっても大きく変わりますが、交代制で夜勤勤務があり、フルタイムで働かれていたような方の場合、給与は下がる可能性が高いでしょう。

製造業と医療・福祉業の給与データ比較

 
製造業348,200円242,600円
医療・福祉343,400円254,400円

出典:平成28年賃金構造基本統計調査

※上表による比較ですと、あまり差がないようにみえますが、あくまで全年齢の労働者を加味した平均値ですし、医療関係の給与データを含んだ比較なので、あまりアテになりません。

このように、介護業界は低賃金ばかりがクローズアップされがちですが、スキルアップ制度をしっかり利用すれば、最初は薄給で辛くとも、キャリアを積んでいくことは可能です。

製造業から介護へ転職する場合、目に見える賃金データだけでなく、サービス残業の実態にも目を向ける必要があります。

製造業の世界では、よほど大きな機械トラブルがなければ、基本的にタイムスケジュール通りに仕事は進んでいきますよね。
一方、介護業界では、そもそもまだ歴史の浅い業界であることや、政府が作り上げた介護報酬と人件費のシステムバランスが根本的に破たんしていることから、慢性的な人出不足=サービス残業の横行へとつながっているのが現実です。

介護職について一番驚いたのが「サービス残業当たり前」の所です。

工場勤務だった頃、定時になると交代要員が来てすぐにタイムカードを押していましたし、居残りになるとキチンと残業代も支払われていました。

しかし、介護職だとサービス残業当たり前で定時に帰れることは殆どありませんでした。

引用元:
http://crecad.com/archives/%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%A5%AD%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%BB%A2%E8%81%B7.html

介護のサービス残業で、他にもよく耳にするのが、

  • 食事休けい
  • 夜勤時の仮眠

です。

食事休けいは、利用者の食事介助(※食事を口に運んだり、安全に食べているかどうかの見守り等)の時間と一緒に割り振られる施設も多く、これでは食事介助の時間なのか休けい時間なのか、メリハリがつきません。

私の働く特養では同じように、食事介助しながら自分の食事をして、残りの時間が休憩時間となっていますが、休憩時間に書類を書いたりパソコン入力をしているので、本当に休憩しているのは5分か10分ぐらいかな~。

引用元:
http://www.caretomo.com/bbs/4728.html

製造業でも忙しいときはありますが、ミスや人身事故の危険もあるので、作業と休けいのメリハリはきちんとつけますよね。
一方、業務環境の整備が十分に行き届いていない、未成熟な介護業界では、職員一人当たりにかかる業務負担がとても大きいわけですね。

仮眠室の有無では、グループホームや小規模多機能ホームなどの、規模の小さい事業所では仮眠室がないことが多いようです。小規模の事業所では夜勤体制も一人夜勤が多く、休憩や仮眠が取りにくいことがあるようです。

引用元:
http://kaigo-garden.com/care/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%81%B7%E3%81%AE%E5%A4%9C%E5%8B%A4%EF%BC%8D%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E5%AE%9F%E6%85%8B%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%B8%8A%E6%89%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%81%82/

利用者の容態変化や問題行動が出やすい夜勤時は、そもそも小規模施設では仮眠できる環境が整っていなかったり、いわゆるワンオペ夜勤のために休けいを取りたくてもとれない職場もあるようです。

ヘルパーに向いている製造業の従業員とは

介護業界で働くことに向いている製造業従業員は、人好きで人が喜ぶ顔を見るのがスキという人です。
介護をしていると、利用者の「嬉しい」「安心した」などの気持ちが、声・表情・しぐさで、直接感じることが出来ます。

もちろん利用者を介護するにあたっては良い事ばかりではありません。
肉体労働で体はしんどいですし、時にヘルパーの尊厳を無視するような利用者の言動に傷つくこともあります。
しかし、人がスキな気持ちさえあれば、仕事を続けているだけでストレスが発散でき、自然とやりがいを感じながら仕事が出来るんです。

これまで介護経験があり、自分に向いていると感じた人もイイですね。
もちろんヘルパーの仕事は身内の介護をするのとは訳が違います。
しかし、一度でも介護を通して、自分の中に「役に立てて嬉しい」という感情が芽生えていたら、それは介護に向いている人だと思います。

そして職場の仲間と仲良くしたい人もヘルパーに向いています。
製造業の場合、職場の従業員とは希薄な関係になりがちですが、ヘルパー同士は、利用者の情報交換を通じて必然的にコミュニケーションを取ります。
その中で仲良くなるため、社外での付き合いもたくさんあるからです。

まとめ

製造業から、全くの異業種である介護業界へ転職する際の給与面・仕事内容などの変化や、仕事のやりがいについてふれましたが、あなたがこれはと思うようなメリットはありましたでしょうか?

実際に介護業界に転職するにあたっては、施設で提供しているサービスによっても向き不向きがあります。
一言で介護業界といっても業種は広いので、自分に合ったサービス内容や働き方を選んでください。

しっかり検討したうえでさらに面接では様々な疑問を解決していきましょう。あなたに合った転職先が、きっと見つかるはずですよ!

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fnao

介護士としての経験は、グループホーム2年・有料老人ホーム2年・デイサービス2年・訪問介護4年・サービス付き高齢者住宅2年と多岐にわたります。 スキル➡介護福祉士、介護予防運動指導員

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