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今が不安な理学療法士に訪問介護求人をオススメしたい理由

投稿日:2018年5月28日 更新日:

理学療法士として、病院やクリニックに配属されて働きだした方の中には、将来的にキャリアプランに対して疑問や不満、将来への不安を感じている方がいらっしゃると思います。

ここでは、そんな理学療法士にオススメの訪問介護求人について、ご説明します。

理学療法士の需要が年々下がっているウワサの真相

以下のグラフに示すように、1995年頃から急激な増加傾向がみられる、理学療法士の需要が年々下がっているウワサがありますが、残念ながらこれは真実です。

理学療法士の年代別労働者数推移
出典:賃金構造基本統計調査/e-Stat

理学療法士がもらうお給料は、基本的には診療報酬によって決まります。
診療報酬とは、医療機関が患者さんに治療行為を行うことで得られる対価、つまり収入です。

診療報酬のしくみは、以下の通りです。

  1. 理学療法士が患者へリハビリ等を行う
  2. 理学療法士の所属する機関が国へ診療報酬を申請
  3. 患者さんはが負担する診療報酬の3割から理学療法士へ給料が支払われる

超高齢化が進む日本においては、お年寄りの増加に比例して医療費も増えていくわけですから、政府も国の財源をコントロールすべく、診療報酬額の調整を何度も行ってきました。
その結果、平成26年度までは、理学療法士の年収は浮き沈みの傾向が激しく、全体的に右肩下がりの傾向が続いていました。

年代ごとの理学療法士の年収額推移

出典:賃金構造基本統計調査/e-Stat

「理学療法士は長く続けても昇給が少ない」という意見もありますが、これも同様に、上記の理由によりお給料をアップさせようにも財源がないからだといえます。

理学療法士が訪問看護で活躍できる理由

先行きが不安な理学療法士ですが、最近では、介護業界で活躍できる職場が増えてきています。
その職場が、訪問看護ステーションです。

訪問看護ステーションが増加している理由として、在宅ケアが重要視されている背景があります。

なぜ、在宅ケアが重要視されているのか?
増え続けるお年寄りに対して、入院する病院の数が足りないことが問題視されているためです。

もはや、医療機関だけではお年寄りのケアができない現状を打破するために、2018年4月よりスタートした診療報酬改定の中に、訪問看護ステーションと病院が連携して、なるべく在宅でケアをする流れが作られています。

病院患者さんが医師の診断の元、退院後に在宅治療へ切り替える際に、出番となるのが訪問看護に携わる医療・介護関係で働く人たちです。

インセンティブ制度(歩合制)で昇給が狙える!

訪問看護ステーションで働く理学療法士の中には、インセンティブ制度、つまり歩合制によって、中には500万円以上の年収をもらっているケースもあるほど。
医療・介護・福祉業界において、インセンティブ制度を採用している職場はあまり見かけませんが、訪問看護の場合、特別管理加算という制度が作られました。

特別管理加算とは、本来病院で治療を必要とする患者さんをご自宅へ訪問をして、医師・看護師・理学療法士・ケアワーカーなどが連携して治療やケアを行うことで、特別報酬が得られる制度です。
訪問看護を行った分だけ、法人に特別管理加算が入るので、そこで働いている理学療法士も恩威を受けることができるということですね。

参考資料:
訪問看護の報酬・基準について/厚労省

訪問看護で理学療法士が行う仕事内容

訪問看護のお仕事に就くには、まず理学療法士としての経験がある程度求められます。

訪問看護においては、まず患者さんの主治医によって訪問リハ指示書作成後、訪問リハがスタートします。

事前準備として、退院前に病院やケアマネ、介護スタッフやご家族と連携しながら、ご自宅の改修や必要な福祉用具のピックアップ、ADL(日常生活動作)状況などを共有します。

「訪問リハ」スタート後は、ご家族や介護スタッフへ介助指導を行い、患者さんがご自宅で安全に過ごせるようになれば、終了となります。
訪問リハスタート後から3か月後、かかりつけ医がリハ継続が必要であると判断する場合もあります。

参考資料:
http://hospital.tottori.tottori.jp/files/20170703113053.pdf

理学療法士が訪問看護の求人を選ぶポイント

これまで、理学療法士のキャリアアップを目的とした転職先として、インセンティブ制を採用している職場を取り上げました。

理学療法士の求人を豊富に取り扱うサイト、PTOT人材バンクで実際に求人を見てみると、以下の特徴を掴むことができたのでシェアいたします。

1.都心部などは、患者(利用者)さん宅への移動手段が自転車であるケースが多い

そもそも、訪問リハの求人に関しては、関東首都圏を中心とした都市部に集中しているのですが、患者(利用者)さん宅への移動手段が自転車であるケースが多いです。

自転車といっても「電動」かどうかで負担が違いますし、自転車と軽自動車どちらも保有している法人もあります。
真夏や真冬ともなれば移動だけでも体力が削られてしまいますので、移動手段に関してはしっかりチェックしておきたいところですね。

2.訪問業務と並行して、施設内勤務のある求人もある

求人によっては、デイサービスや通所、病院内の勤務を中心に、訪問も少し担当するような職場環境もありますので、就業場所がどこになるのかをきちんと確認しておきましょう。

3.年俸制と月給制の求人が混合しているので注意

月給制とは、月々の基本給が決まっている制度であるのに対して、年俸制は年に一回、一年間にもらえる給与額が決定される制度です。

月給制はボーナスとは別ですが、年俸の場合、ボーナスを含む金額として記載されているケースがほとんどなので、注意が必要です。

4.非常勤希望の方は、訪問一軒当たりの報酬をチェック

非常勤で働く場合、訪問一軒当たりの報酬額が決められている求人がほとんど。
交通費込みで支払われるケースもあるので、上述した移動距離や移動手段も含めて、相対的に判断する必要があります。

まとめ

冒頭から「理学療法士の未来が暗い」ような言い回しをしておりますが、あくまでも就職後にキャリアプランを立てず、惰性で働き続けることに対して警報を鳴らしているにすぎません。

(惰性で仕事をしていれば、どんな業界でも昇給やキャリアアップなど望めないですが)

理学療法士は、国家資格でありながらも、いわゆる名称独占資格であり、理学療法士しかできないお仕事があるわけではありません。

  • 業務独占資格…資格保有者にしかできない業務が存在する(※医師はオペ、薬剤師は調剤など)
  • 名称独占資格…資格保有者以外でも業務を代行できる(※資格保有者にしか名乗ることができない)

日本理学療法士協会が主催する専門・認定理学療法士制度や、各種セミナーを受講するなど、スキルアップによってチャンスを広げることは大切ですが、ただやみくもに頑張るのではなく、収入面を含めた将来の目標を見据えたうえで、価値ある転職活動を行っていきましょう。

セミナー情報HP:
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/

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