将来性が高く成長産業といわれている介護業界。
いま経験がなくてもキャリアアップを目指せる介護職に転職を考える方が増えています。
そこで、注目されているのが未経験でも取得可能な「介護職員初任者研修」(※以下、初任者研修)と「介護職員実務者研修」(※以下、実務者研修)。
この二つの資格取得を考えたときハローワークの職業訓練に通うか民間スクールにするかの二択があります。
お互いメリット・デメリットがありますが、今回はこの二つを徹底比較!
あなたに合った学び方で無理なく資格取得を目指してください。
ハローワークにするか?民間スクールにするか?
ハローワークの職業訓練に通おうと思った場合、今の仕事を辞めなければいけません。
しかも、申し込んだ後は書類選考、面接や筆記試験による審査があるため、必ずしも受講できるわけではないのです。
確実性がないことから不安と感じる方もいるでしょう。
また、あなたが通いたいタイミングで講座の開講があるかどうかもわかりません。
地域によって毎月開講しているところもあれば、年間数回の開講しかしていないところもあるので、急いで取得を考えている方には向いていません。
民間スクールですと、毎月開講しているスクールは多いですし、自宅から通いやすい距離にあるスクールが複数あれば、自分が始めたいタイミングですぐにスタートも可能です。
また、試験もなく手続きと支払いが完了すれば、すぐ始められる気軽さがあります。
ハローワークと民間スクール費用の違い
ハローワークの職業訓練と民間スクールでかかる費用について比べてみましょう。
ハローワーク
ハローワークの職業訓練を利用した場合、テキスト代の5,000~10,000円の自己負担はありますが、その他にかかる費用はありません。
ハローワークが算定した金額ではありますが交通費まででるんですよ。
なかなか該当する方はいないと思いますが、寄宿手当というものもあります。
また、要件を満たせば職業訓練受講給付金制度を利用して月に10万円もらうこともできます。
民間スクール
民間スクールは、30,000~150,000円とスクールによって費用に大きな差があります。
ここまでちがうと、どうやって選んだらいいか不安になってしまいますよね。
けど、心配しないでください。
費用のちがいは、通いやすい立地や広告にお金をかけていることが理由です。
大手スクールになると駅チカなとも多く高額になる傾向があります。
また、費用の違いが資格合格率に影響するものではありませんし、教え方や講師の質が悪いことにもつながりません。
スクールを選ぶときは金額ではなく、通学距離や通いやすさ、通えるコースであるかが重要です。
「いい講師」や「教え方が上手い」などの感じ方は、個人の主観によるものも大きいので、口コミも大切ですがスクール見学をするなどし雰囲気を味わうものいいでしょう。
スクールによっては受講料が戻って来るシステムも!
民間スクールでも、自社施設への就職やスクールからの紹介で就職すると受講料のキャッシュバックをしているところもあります。
各スクール独自の特典を設けているので、民間スクールでもお得に資格取得するチャンスはありますよ。
受講期間はだんぜん民間!最短1ヵ月もある!
資格取得のためには、初任者研修で130時間、実務者研修で450時間の講習を受けることになります。
ハローワークの場合は平日週5日しっかり通い、民間スクールは自宅学習とスクーリングを組み合わせて週に数日通うのが特徴です。
ハローワークの場合
- 初任者研修...3ヵ月(地域によっては4ヵ月かかることも)
- 実務者研修...6ヵ月
民間スクールの場合
働きながら通う方も多い民間スクールは「土日コース」「平日2~3日コース」「夜間コース」など豊富なコース設定がされています。
自宅学習とスクーリングを組み合わせて
- 初任者研修...最短1ヵ月
- 実務者研修...最短3ヵ月
単純にハローワークの半分~半分以下の期間で取得できます。
ガッツリ集中して一気に取得してしまいたい方にピッタリ!
受講者のニーズに合わせたコース設定が民間スクールの魅力です。
通いやすさは、融通の利く民間スクール!
数か月といえども、体調を整えて「通いきる」ことにフォーカスしなければいけません。
家庭の事情など、いろいろあるのが大人ですが頑張って通いましょう!
出席率に厳しいハローワーク
ハローワークは遅刻・早退・欠席に厳しいです。
基本的に平日の5日、朝から夕方までしっかりと通うことが大前提にあるからです。
そのため、欠席してしまったら振替受講のようなサポートはありません。
けど、人間ですから急に体調を崩すなどのやむを得ない状況はありますよね。
もちろん、休むことは可能ですが状況によっては失業保険の一部もしくは全部の支給をしてもらえないこともあります。
また、受講開始前から長期で休みが予定されていたり、家族の介護などで休みがちになるとわかっている人にはハローワークはおすすめしません。
フレキシブルな民間スクール
民間スクールの場合は、サポート体制が整っているので通いやすさと続けやすさはバツグン!
欠席しても振替受講ができるので、精神的にもゆとりをもって通えます。
大手スクールになればコースを多く持っているので、振替受講も受けやすくなります。
全国展開のスクールでは、全国どのスクールでも振替受講可能を打ち出しているところも!
民間スクールは、ほかにも追試無料・おさらいレッスン・無料延長制度・無料の模擬試験など充実したサポートを提供しているところもあります。
途中であきらめてしまうこがあっては、せっかくの苦労が水のあわ。
大人になってから何かを学ぶことは、簡単ではないので多くのサポートを受けられることは安心につながりますよね。
まとめ
ハローワークと民間スクール、あなたにはどちらが合っていると感じましたか?
失業中の方ならハローワークの職業訓練の受講でお金をかけずに資格取得。
短期で一気に資格取得したい方や、働きながら資格を取りたい方には通いやすくサポート体制も充実している民間スクールがおすすめです。
ぜひ、自分に合ったスタイルをみつけて、将来に役立つ資格を取得してください。