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介護現場でよくある悩み!年上新人の教育って難しい!!

投稿日:2018年8月19日 更新日:

介護士としてキャリアを積んでいくうえで、誰もが必ず通るのが新人教育。
完全な売り手市場の介護業界においては、他業種からの転職組が多いため、自分の下についた新人が、残念ながら自分より年上になることは珍しいことではありません。下手をすると自分の親世代の新人教育を任されることもあるほど。

ただでさえ、人間関係に気を使う介護の現場で、年上の新人教育を任されることは大きなストレスですよね。しかし、この難題をクリアできれば、職場からの評価は間違いなくアップしますし、何より介護士としての大きな成長につながります。

ここでは、年上新人介護職員との上手な付き合い方や、指導する上でのコツやポイントのほか、年下上司としての心構えについてまとめました。すぐに実践できそうなものもありますので、ぜひ試してみてください。

転職する人の年齢層が高いため年上の新人が多くなる

介護の現場は、特に新人が年上というケースが多い傾向にあります。50~60代の未経験者でも転職しやすいことが大きな理由です。私の知っている未経験の転職組の最高齢は70歳。飛び込む側はもちろんですが、受け入れる側も覚悟が必要です。

年齢を重ねると記憶力が衰えたり、物覚えが悪くなるのは自然の流れ。年齢層が高い新人が集まる介護業界の新人教育は、一般的な業界とは一味違う苦労があることは確かです。

新人といえども敬語で

年上であろうとなかろうと、仕事の上では敬語が基本です。どちらが偉いか偉くないかというのは問題ではありません。もしも、あなたが「部下が上司に敬語を使うことは当然であるが、上司が部下に敬語を使う必要はない。」という思いがあったとしたならば、それはもちろん一理ありますが、ある意味では間違っています。

「仕事の上では敬語が基本。」

特に、年上新人には敬語で話してください。新人といえども人生においては先輩です。

そうはいっても、世の中では一般的に上司が部下に敬語を使うケースはまれですよね。わかります。けど、今あなたが置かれているのは「新人が年上」という状況です。誰かや何かと比べないことが大切ですし、その方があなたの気持ちを楽にしてくれますよ。

指導者であることを忘れずに

いくら新人とはいえ、年上に向かって指導するのは難しいものです。けど、介護の現場ではちょっとしたミスが命にかかわることもありますので「良いことは良い」「間違っていることは間違っている」と伝えるときは、いつでもブレない強さを忘れてはいけません。

何度教えても教えたとおりにやらない新人は、どこにでもいるものですが、特に年上新人となると記憶力の衰えが原因であることも考えられます。何度でも諦めず指導し続けることが大切です。

その教え方は年下部下に合ったものですか?

あなたの目には「この新人は覚える気があるのだろうか?」とうつることもあるかもしれません。そんなときは、あなたの指導方法を変えてみることも大切です。

この方法で覚えてもらえないなら違う方法を試すのです。この手がダメならあの手で行こうの精神で指導してください。

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年上新人と年下上司の間での「介護」に対する認識の違い

年上新人と年下上司の、介護に対する認識の違いも大きな問題のひとつです。経験がない人ほど「介護」が専門職であることへの認識が甘いのです。

介護の現場は生活の場そのもので、一般的な職場とは大きく違います。テレビを一緒に観て笑うことが仕事になることだって介護の世界では不思議ではありません。

「だれでも食べる」し「だれでも寝る」のですが、私たちの「食べる」と介護を必要とした方の「食べる」には大きな違いがあります。ここに専門性が必要になってくるのですが、介護の経験がない人はこの認識が甘いのです。

みなさんは、介護という仕事の怖さを嫌というほど知っています。それは、場数を踏んだ結果です。間違ったケアをして叱られたこともあるでしょう。介助中にミスをしてしまい退社後も気になって頭から離れない利用者様がいたこともあるでしょう。

そんな経験が、今のあなたをつくり上げてくれたのですから、同じ思いを経験の浅い新人に求めることは難しいです。あなたが思っているほど年上新人は、介護の怖さを知りません。根気よく指導し続ける忍耐力は必要です。

年上新人への教え方のポイント

ポイントは、HOW TOというよりは、精神論のようになってしまいますが、私の体験を踏まえた成功例としてお伝えします。

まず、年上新人に苦手意識を思っていたら、それは相手にも伝わりますから、同じように苦手意識を持たれるのは当然です。
必要以上に年齢のことを気にせずに自分が何をするべきなのかを明確にして指導にあたりましょう。

また、かなりの確率で人生においての経験値は、あなたより年上新人のほうが高いはずです。
介護の現場には関係ないと思わず、年上新人から学べるものを探しだすことは大切です。見つけられたら言葉や態度で学ばせてもらったことを伝えましょう。

そうやって、介護の現場では自分の方が知識や経験はあるけれど、人生の先輩だと思っていることを伝えることで、年上新人はあなたに認められていると感じます。

少しずつ、年上新人もあなたを認めてくれるようになるでしょう。

年下上司と年上部下 私の体験談

年上新人と年下上司とは少し違うのですが、私は6年前に「後からやってきた年下上司」になりました。経験のない年上部下は、比較的受け入れてくれるまでに時間はかかりませんでしたが、私と同じくらいの介護経験がある年上部下には、あからさまに言葉や態度で嫌がらせ?と思いたくなるようなことをされました。なかなか辛いものでした。

辛いからといって、何もいわずに部下のいいなりになることはできませんから、やるべきこと・いうべきことはブレずに伝えることに徹するしかありませんでした。

介護の仕方についてアドバイスすると、年下部下から「あなたねー!何わかったようなこといってるのよ!」と怒鳴られたこともありましたよ。へこみますよね。

そんなふうに辛いこともありましたが、ブレずにやるべきことをやりながら半年経ったころには、私という年下上司を受け入れてもらえるようになったのです。悲しいかな結果は簡単には出ませんが、人間関係を一から構築するのですから仕方ありませんよね。

焦って結果を出そうとしても、相手がついてこなければ何にもなりません。一貫性を持って指導し続けることで、時間はかかりますが必ず結果は出ます。

年上新人がタメ口の理由

目に余る年上新人の行動のひとつにタメ口があります。
敬語がわからないのか?それとも、自分のほうが年上なんだから立場的に上だと思っているのか?はたまた、距離を縮めるために、あえてのタメ口か?真意はわかりませんが、タメ口の年上新人に「タメ口はやめてください。」と自分でいうのはなかなか難しですよね。

職員にならまだしも、たまに利用者様にまでタメ口という強者までいますから驚きです。

もちろん、利用者様へのタメ口は指導しなければいけませんが、あなたに対してのタメ口をやめるようにとあなた自身でいうのは勇気がいりますよね。

そんなときは、あなたの上司に相談してみてください。上司からそれとなく伝えてもらうほうがスムーズです。あなたが新人担当だからといって、1から10まであなたがひとりで背負うことはありません。

コミュニケーションは「伝わる」ことが一番大切です。言えば伝わる訳ではないのです。「伝わる」方法で「伝える」ことが重要です。

年上新人の気持ち

それでは、年上新人の目にあなたはどう映っているのでしょうか?
「自分の方が経験も豊富なのに、見下されているように感じる。」や「プライドを傷つけられる思い。」などネガティブな意見が上がっています。残念な意見です。

しかし、仕事に就いたら年齢は関係ありません。年下の女性上司と働かなければいけない男性部下だっているのです。年齢や性別に強いこだわりを持ち続けると、自分が苦しくなるだけですよね。

まとめ

あなたの年齢が若いがゆえに、持ち合わせていない風貌を嘆いていても仕方がありません。それよりも、新人教育を任せてもらえたことが素晴らしいのです。自信を持ってください。

あなたより人生の経験値が高い年上新人の教育は、一筋縄でいかないことも多いはずです。それでも、頑張ることはあなたの評価につながりますし、介護士として、なにより人として大きく成長することは間違いありません。

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kaolin

今年で介護職歴20年目の介護福祉士です。 離婚後、無資格未経験で介護の世界に飛び込みました。 当時は、実務経験3年で介護福祉士の試験を受けられましたので受けてみたら一発合格できました。 老健・グループホーム・訪問・サ高住の経験があります。 3年前から障害者福祉の世界でサービス管理責任者をしています。 高齢者介護と障害者福祉の違いに悪戦苦闘していますが、仕事は常に楽しいと感じています。

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