あなたは今まで介護職員として働いてきた中で、陰口をいわれて傷ついたことはありませんか?
私は、介護の仕事を始めて、わずか2週間で先輩職員の自分に対する陰口に悩みました。
私は何も悪くない。むしろ目立たないように過ごしていたのに何がいけなかったんだろう?
もし私に介護職員として悪いところがあるのならどうして言ってくれないんだろう?
そんなことばかり考えながら辛い日々を過ごしました。
その後も働き続け、陰口を言われないようになるまでしばらくかかりましたが、そこには私自身が工夫して考えた人間関係を良くするコツがいくつかありました。
あなたが今後も介護職を選び、そこで働くにあたって役に立つ人間関係のコツや、陰口を言われない様にするための準備。
言われたときの対処法をシェアします!
陰口を言われない人なんていない!
悲しいですがこれが現実です。
介護職は特に30代後半~50代前半くらいの女性職員が柱となっている職場が多く、3,4人で一斉に誰かの陰口を語る様子はすでに定番となっています。
何か1つでも自分と違っていたり、自分の思った通りにならなかったら愚痴&陰口大会。
毎日のように代わる代わる誰かが標的になります。
先輩職員との上手なコミュニケーションの取り方
そんな先輩職員がいるところで働きたくありませんが、陰口を言わずにはいられない人はどこにでもいるものです。
そんな人たちと、どのように渡り合えば良いのでしょう?
まず彼女らは観察力があります。
最初にあなたを見た瞬間から観察が始まっていますので、まずは見た目に清潔感を。
朝の洗顔・出かける前のオーラルケアとデオドラントケア。
髪は切り揃え、男性はひげの剃り残しにも気を遣います。
見た目で多少の好印象は与えられますよ。
新しい職場。新しい環境。新しい利用者さんへのサービスの提供であなたがいっぱいいっぱいでも陰口組はお構いなし。
初日から文句の良いどころを探していますから、ファーストコンタクトはがんばって元気よく挨拶し、オロオロしないようにしましょう。
聞き上手になるのも大きなポイントの1つです。
陰口を言いたい人はいつでも話し足りません。
相手の他愛もない話に、あなたが丁寧にあいづちを打つだけでも、コミュケーション上手という印象を持たれるので、陰口の標的になる確率が下がりますよ。
不愛想な人は常に先輩職員の陰口の的!
ポイント
- 目線を合わせる
- 丁寧な言葉遣いをする
- 笑顔を見せる
あいさつはもちろん、最低この3つができていれば暗い印象にはなりませんよ!
利用者とのコミュニケーションの取り方
あなたは利用者とのコミュニケーションは上手い方ですか?
実は働き始めて間もないのに先輩職員より利用者と仲が良かったら、それだけで嫌われます。
私も、先輩職員が何回も何回も声掛けして、やっとのことで入浴に連れ出せる非常に拒否の強い利用者に対して、私が初めてなのに1回の声掛けで入浴させられたことで、陰口を言われました。
利用者とすんなり打ち解けることは業務上大変助かることなのですが、陰口を言われないためには最初から利用者と仲良くなりすぎないことをオススメします。
陰口が気にならなくなる方法!
どうしても、どう頑張っても陰口はこの世から無くなりません!
なくすことが出来ないなら気にしなければいいのですが、一体どうすれば陰口を気にせず楽しく働くことが出来るのでしょう?
陰口を言っている人は実は・・・
こう考えを持ってください。
「陰口を言われているひとは自分も同じだけ、だれかに陰口を言われている」
これは暗示ではなく本当の話。
私は過去にグループホーム・有料老人ホーム・デイサービス・サービス付き高齢者住宅で働いてきましたが、陰口を言う人たちは陰口を言われている、もしくはお互いが陰口を言い合っています。
要はかなり可哀想な人なんです。
いくら介護技術が良くてもクチが悪ければ評価の良くない職員。
陰口を言いたがる人ほど求人情報誌をくまなくチェックし、いつ退職してやろうと考えているのもまた現実です。
陰口を言われるのはツラいですが、そんなかわいそうな職員たちの声には耳を傾けない方があなたにとって有益ですよ。
陰口の輪に入らないようにする!
休憩所・喫煙所で入りたくなくても陰口の輪の中に入れられることがあります。
陰口のボスから「あなたもそう思うわよね」といわれたら「はい…」と言うしかありません。
できればこういった場からは、速やかに退席するのがベスト。
ボスがギャンギャン吠えている、もしくは数人で陰口を言いまくっている場所は非常にキケンです。
もし自分がつい陰口の意見に賛同してしまったら、その日からあなた自身が陰口の的に。
イヤな顔をして離れるのではなく、近くにいる人に軽く会釈、もしくはボスに会釈してさわやかに姿を消しましょう。
在宅介護という選択も
訪問介護は、先輩職員からの圧力が少なくて済みます。
もちろん、仕事を覚えるまではアレコレ指導を受けますが、社員は日中には訪問や会議に出ていますから、施設のように集団で陰口を言われることはまずありません。
先輩職員からの圧力に屈しない!ガンガン資格を取ろう!!
介護とは人にやさしくする仕事なのに、誰かをイジめないと自分が頑張れない職員がいます。
そんな先輩職員たちと関わらないようにするにはどうすればいいのでしょう?
経験者であればわかると思いますが、介護は専門性の高い仕事です。
専門資格を持っている職員は同じ職員からの信頼も厚く、陰口も言われにくいものです。
資格を持つとココが変わる
私は介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)・実務者研修(旧ヘルパー1級)・介護福祉士を取得した後、介護予防運動指導員の資格を取りました。
その後、レクリエーション介護士2級を取得し、現在は認知症ケア専門士の資格取得のための勉強中です。
なぜ、ここまでやってるかというと、資格取得のための勉強や研修が非常に面白く、介護職員としての視野を広げられるからなんです。
1つの施設で毎日同じ業務についていると、自分がどんな介護がやりたかったのか、次第に分からなくなっていく傾向にありますが、勉強を通じて様々な介護の世界を見て学ぶことで、自分の介護観を取り戻すことが出来ます。
陰口を言う人たちのささいなイヤミなど気にならないくらいの自信もつきますし一石二鳥です!
講演会も効果アリ
資格を取ろうとすると勉強しなくちゃいけないので非常に疲れる!
そこまでしなくてもいい方法は無いか?という方には、介護関連の活動や書籍を出版している方が主催する講演会を聞きに行くことをオススメします!
集まっている人たち全員が介護に関わっている、もしくは興味がある人なので、「世の中にこれだけ介護に関心がある人がいるんだな」と、自分の仕事に誇りを持てて、自信につながります。
講演会は、主に認知症関連・レクリエーション関連・在宅介護関連の内容が多いです。
まとめ
陰口・悪口・圧力・差別といった職員間の不毛なやり取りほど、クダラナイことはないのですが、被害者になるとココロが押しつぶされそうになります。
見た目や挨拶、自分に自信をつけるなどの中から、今からできそうなことをまず一つ見つけて、今後にぜひ役に立ててください!