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介護はブラックの温床か?介護業界へ転職する前に知っておくべき3つのこと

投稿日:2018年4月17日 更新日:

学歴や年齢などが問われることなく、未経験でも就職しやすいことから、転職を考えているフリータから注目されている介護業界。しかし、
「離職率が高い」
「賃金が低い」
「重労働」
というイメージから、なかなか最初の一歩を踏み出せない方も多いようです。

「ブラック」というレッテルを貼られてしまった介護職は、本当に噂どおりの職業なのでしょうか?今回は、介護業界に転職を考えている人に伝えたい介護業界に転職前に知っておくべき3つのことをご紹介します。

知っておくべきこと1:介護職の離職率は意外と低い!

現在、国を挙げて「介護離職率ゼロ」を目指しています。これだけを聞くと、「介護士は、すぐに辞めたくなる仕事」と思われがちです。しかし、離職率を数字にすると意外な一面が見えてきます。

1 年間[平成 27 年 10 月 1 日から平成 28 年 9 月 30 日]の採用率の状況は 19.4%(20.3%)
であった。また、離職率の状況は 16.7%(16.5%)であった。

引用:<介護労働安定センター 平成28年度「介護労働実態調査」の結果 >

数字だけをみてもいまいち分かりづらい数字ですよね。他業種と比較して、特に離職率が高い業界は、
宿泊業・飲食サービス業…30.0%
生活関連サービス業・娯楽業…20.3%
です。

対して、介護の離職率は16.7%ですから、介護離職率は低い数字にも見えますが、国をあげて「離職率ゼロ」の目標を掲げているワリには…イマイチな数字とも言えます。

また、介護事業所の規模が4人以下の場合、離職率は33.2%、9人以下の場合は21.6%、また民間企業の場合は20.0%です。

会社の規模や形態によって離職率に大きな差があることがわかります。

知っておくべきこと2:介護職は噂ほど低賃金ではない

介護の仕事の問題点として、賃金が良く上げられます。「重労働の上に、給与が安い」、「介護パートは、学生の他業種のバイト代とかわらない」とまで言われることもあります。

では、現在もまだ給与が安いのでしょうか。 平成28年度「介護労働実態調査」の結果調査による介護士の月収を見てみましょう。

 介護職員訪問介護職員
平均月収208,162円197,041円

これに平均賞与424,390円を含めた平均年収は285万円程度

全産業平均年収は、304万円です。これを見ると、介護職の年収は平均年収を下回ることがわかります。

介護職の平均月収が低いのにはわけがある

介護職の平均月収が低い原因として、主に以下の2つが挙げられます。

  • 経験の有無
  • 保有資格によって収入がかわる

経験の有無

介護職には、どのジャンルにおいても他業種からの転職者が多い傾向があります。そのほとんどが「未経験」から介護士を始めることになりますから、採用されても慣れるまでの数か月は給与が安く設定されるので、全体の平均月収はどうしても低くなります。

逆にいえば、慣れて一人前の介護士として仕事をこなせるようになると、通常の給与に引き上げられる介護事業所も多いのです。

保有資格によって収入がかわる

介護業界は、資格によって収入が変動します。皆さんが良く耳にする資格と言えば、「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」や「介護福祉士」ではないでしょうか?

保有資格別平均月収

 無資格者介護職員初任者研修
(旧ホームヘルパー2級)
介護福祉士
平均月収186,349円201,723円
222,907円

無資格者と介護福祉士の平均月収の差は、3万6,558円。一年間で43万8,696円も差がでますね。

介護業界は、無資格でも働くことが可能です。しかし、介護職員初任者研修の資格を持っていれば、月平均15,000円程の資格手当が貰えます。介護職員初任者研修はハローワークの職業訓練等でも取得可能です。

給与を上げるのであれば、まずは就職前に介護職員初任者研修を受講しておいたほうがよいでしょう。また、介護職員処遇改善加算により介護職員の平均給与額は年々アップしています。

介護職員処遇改善加算実施の結果、介護職員の平均給与額は平成27年と平成28年の状況を比較すると、9,530円増加しています。

知っておくべきこと3:ブラックと言われる理由と重労働

改善と変化を続ける介護業界。では、なぜブラックと言われるのでしょうか。介護業界の問題点をあげてみましょう。

介護業界の問題点

  1. 慢性的な人手不足
  2. 重労働
  3. 仕事内容のわりに賃金が安い

1.慢性的な人手不足

介護業界の一番の問題点と言っても過言ではない人手不足。人手が足りず、管理職が出勤することで人手不足の穴を埋める施設も多くみられます。また、高齢者の体調不良などにより、時間通りに変えれず残業することもあります。

また、土日祝も介護を待っている人がいるため、休みが不定期になることもあります。お盆や正月、ゴールデンウィークなどもお仕事をしている介護士は多いのです。

2.重労働

高齢者といえども、身体を支えたりすると重く感じます。必ずしも、すべての高齢者が歩けるわけではありません。介護の仕事は、車いすへの移動介助、片麻痺の方のオムツ交換、ベッドで寝たきりの方の着替えなど体を使った業務です。

以前は、職業病とも言われた「介護士の腰痛」。最近では、古武術を活かした体に負担の少ない介護方法などもあります。また、コルセットをして介護に携わる者もいます。介護士たちは、工夫をしながら重労働を乗り切っています。

3.仕事のわりに賃金が安い

1と2でご紹介した通り、介護士の仕事は忙しく重労働。これらを踏まえて改めて平均賃金を見てみると、やはり仕事内容のわりに賃金が安いのです。介護職員処遇改善加算がスタートし、今後介護士の給与はアップしていきます。

これにより、人手不足が解消し介護士たちの負担が軽減できれば問題も解消されていくでしょう。

それでも続ける介護士たちが感じる介護の魅力とは

介護業界の問題点をご紹介しましたが、それでも介護士を続ける人たちは沢山います。介護士の仕事のも力とは何なのでしょうか。

介護の魅力
  1. 働き方が多種多様であること
  2. 業務内容が多種多様であること
  3. 感謝される喜び

1.働き方が多種多様

介護士のほとんどがシフト制です。
「子どもを保育園に預けている時間だけの勤務」
「午前中だけの勤務」
「夜勤だけの勤務」
などさまざまです。実際に、「毎週水曜日は習い事があるので毎週水曜はお休み」となっている方もいました。

自分のライフスタイルや性格に合った職場や働き方を選ぶことができます。

2.業務内容が多種多様

介護業界の働き方は多種多様。一口で介護と言っても
「デイサービス」
「ショートステイ」
「特別養護老人ホーム」
「諸規模多機能」
などまだまだたくさんの種類があります。種類によっては、レクリエーションやイベントをメインで考える「デイサービス」や利用者の自宅に出向いてサービスを行う「訪問介護」、認知症の方専門の「グループホーム」もあります。

自分のライフスタイルや性格に合った職場や働き方を選んで就職すれば得られる経験も変わってきます。

3.感謝される喜び

介護士ほど高齢者と寄り添い支援する仕事はないのではないでしょうか。支援することで感謝され、喜びが得られます。感謝されると責任や誇り、やりがいを感じられますよね。学歴、年齢、性別、経験を問わずに感謝してもらえる喜びは介護職の魅力と言えるでしょう。

まとめ

世間が言うほど介護業界はブラックではありません。しかし、過酷な労働や低賃金を提示するブラックな事業所は残念ですが未だに存在します。問題のある事業所は、中に外からではなかなか見抜くことはできません。
介護の求人は、ハローワークや一般的なサイトでも取り扱っていますが、介護業界専門の転職サイトの利用をおススメします。介護士の口コミや専門スタッフが運営しているので安心ですし情報量も多いのです。

また、たくさんの求人の中から選ぶことができれば、希望の求人に出会える可能性も高くなるメリットもあります。業界専門の転職エージェントを利用するば、職場の情報を詳しく教えてくれるので、就職先選びの失敗を回避することもできるでしょう。

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台所のパンダ

介護士の経験は10年。 今までに採用担当、デイサービス主任、生活相談員を経験しています。 現在も子育てをしながら介護士として勤務しています。

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