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「人生100年時代」に突入、介護業界はどう変わる!?

投稿日:2018年6月30日 更新日:

1.「人生100年時代」とは?

最近、「人生100年時代」という言葉をよく聞きますよね。

戦後の1950年には男性58.0歳、女性61.5歳であった日本人の平均寿命は、2015年には男性80.79歳、女性87.05歳と、実に20年以上も延伸しており、この先も更に長寿化が進むことが見込まれています。

また、実際に100歳まで生きる人も増えています。100歳を迎えると「百寿」のお祝いとして、老人の日(老人福祉法で定められている記念日で毎年9月15日)に国から「銀杯」が贈られるのですが、贈呈がスタートした1963年には約150人であった対象者も、直近では約200倍の3万人を超えています。ちなみに、この「銀杯」は、コストの増加を理由に2016年以降、純銀製から銀メッキ製に変更されました。

さらに、海外の人口学者らの研究において、2018年現在11歳の日本人の子供は、50%以上が107歳まで生存するという研究結果も存在します。

このように、100歳まで生きることがあたりまえになる「人生100年時代」は、もう目前まで来ていると考えてよいでしょう。

2.暮らしや働き方はどう変わる?

では、「人生100年時代」が到来すると、何がどう変わるのでしょうか。

例えば、100歳まで生きる前提において、仮に60歳で定年退職を迎えると仮定すると、リタイア後40年間を過ごすことになります。年金や退職金等の貯蓄だけで生活費を賄えるのかと不安に感じる方も多いと思います。

そこで、60歳以降も継続的かつ安定的に収入が得られる環境を確保する必要がありますが、キャッシュフローで考えると、やはり仕事で得る収入のインパクトは大きいものです。

また、寿命が延びたとしても、体を壊して寝たきりのまま長い晩年を過ごすのは避けたいところです。心身の健康を維持するためにも、仕事を続けることが効果的であることが知られています。

つまり、「人生100年時代」においては、若いうちから如何にして長く働き続けるかを考えることが重要なのです。

今後、労働人口が減少する局面において、日本のワークスタイルは、「定年延長」「在宅勤務」「副業」など、様々な変化を遂げることが想定されます。「人生100年時代」を見据えると、将来性やニーズが見込まれており、長く働き続けることができる業界で仕事に就くことが重要と言えるでしょう。

3.介護業界で仕事をする意義は?

では、そのような仕事があるのはいったいどの業界なのでしょうか。

皆さん、ご承知のとおり、日本は世界一の高齢先進国であり、特に人数が多い団塊世代が後期高齢者(75歳以上)に突入する2025年に向け、医療、介護、年金等の社会保障費が逼迫するなど、様々なインパクトが懸念されています。

さらに、高齢化のピークは、団塊ジュニア世代が65歳以上に突入する2042年と推計されており、この団塊ジュニア世代が75歳以上になるのが今から約35年後の2052年です。

このように、高齢化や後期高齢者の増加に伴い、介護に対するニーズは間違いなく上昇が見込まれることから、介護業界は将来性が高く、今後のニーズがさらに高まっていく有望な業界と言えるでしょう。

また、近年、人工知能やロボティクス等、先進技術の発展により、様々な業種で働き方が大きく変わろうとしています。実際に、これまで人間がしていた仕事の多くがAIやロボットにとってかわられるのではないかと懸念する声がまことしやかに聞こえ始めており、関連する研究や書籍がいくつも発表されています。

介護業界にスポットを当ててみると、まず、介護の仕事の本質はケアとコミュニケーションであり、直接処遇と言われる対面サービスが基本となります。したがって、現在の技術レベルのAIやロボットが完全に人の代わりをすることは不可能と言えます。

一方で、介護業界は未だに介護記録などを紙媒体で残しているようなアナログ文化が多く残る業界です。これに人材不足が拍車をかけ、残念ながら労働環境が悪いイメージを持たれている方が大勢いらっしゃると思いますが、近年、国を挙げて記録の電子化やICTの導入支援が実施されており、事務的な業務に関する負担の改善が進んでいます。

また、最新技術を駆使したロボットスーツを導入することで、要介護者の移動などの際に力がいらない環境を実現する現場も登場し始めており、こちらも国を挙げて普及促進を図っています。普及が進めば、今後は、高齢者になって力仕事ができなくなっても容易に介護の仕事をすることが可能になるでしょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

目前に迫った「人生100年時代」においては、お金の面でも健康の面でも、いつまで仕事を継続できるかがポイントとなります。できることならば、60歳以降も、周囲から頼りにされ、感謝されるようなやりがいのある仕事がしたいものです。

将来性が高く、今後のニーズが見込まれる有望な業界でキャリアを積むことも見据えて、これからの働き方を検討してみるのもよいかもしれません。

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