ここでは、カイゴジョブを利用して転職活動をご経験された40代男性の体験談をシェアします。
これから、介護業界で就職や転職をご検討されている方の、ご参考になれば幸いです。
自己紹介
わたしは、介護老人保健施設で相談員として働いています、42歳男性です。
長野県内で、年下の妻と中学生の娘、それに小型犬1頭と大型犬1頭の5人で暮らしています。
結婚当時はアパート暮らしをしていましたが、娘も生まれて、どうせ家賃を支払うのなら支払い終わったら自分の家になる方がよい、と住宅ローンを組んで中古の一軒家を購入しました。
その時に勤めていたのが、法人全体で500人を超える規模の社会福祉法人が運営する90人定員の特養です。
無資格で飛び込んだ介護の世界でしたが、介護福祉士試験に合格し、その後介護支援専門員資格も保有することになりました。
大きな法人でしたので、介護支援専門員資格を所有しながら介護士として働いているスタッフも多く、ゆくゆくは、その方達が施設ケアマネや相談員になっていくことを考えると、自分の出番はかなり先でした。
せっかく介護支援専門員資格を持ったのだから、ケアマネとして仕事がしたい。
でも、居宅のケアマネとしていきなり飛び込むのには勇気がいる…。
ハローワークで転職をしてみたものの理想の介護ができず…
そこで選んだ転職先が、特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム)でした。
この時は、ハローワークに出ていた求人ですんなり転職しました。
わたしは、ケアマネ兼介護士として働いていたので、介護士として月に8回以上の夜勤と日勤をこなしながらケアマネとして、そしてフロアリーダーとしても取り組まねばなりませんでした。
その有料老人ホームは、建設会社が運営しており、利用者本位の介護をいくら説明しても、社長の心には響きませんでした。
目指す介護方針の違いと忙しさから、自分の能力では限界だ…と感じ、ここでまた転職することを決めました。
ちょうどこの時、中古で購入した一軒家で発生していた「カビ」と「寒さ」によって妻の健康が脅かされていたのも限界となり、取り壊して建て直すことにしました。
何しろ冬になると、宅内に置いてあった犬の飲み水が、朝になると凍っているのですから。
中古で購入した時のローンも900万円程残っていながらの建て直し…正直、収入を上げなければ生活が回らないため、転職するなら年収が上がる条件というのが必須でした。
ちょうどこの時も、地元のタブロイド紙の求人広告に掲載されていた施設にスムーズに転職することができ、それが今働いている施設になります。
この施設での最初の条件は、
・土日祝日休み
・介護現場の仕事はほとんどなく、事務所にいて外部とのやりとりや入退所手続き
・施設ケアマネとしての仕事
というものでした。
次の転職先で待っていたのは職場の険悪な人間関係
おかげで収入もアップしましたし、休日数も15日以上増えました。
さらに、事務職になったことで長らく悩まされた腰痛も問題なかったので、まさにうってつけの職場だと思いました。
(収入が増えたといっても、介護業界全体として平均が低いため、他の産業と比べれば全然ですが。)
ところが勤めてみると、とんでもない看護師と事務員が居ることに驚きました。
看護師は、もう自分のやりたい放題。
自分が気に入らないスタッフがいれば言葉で攻撃し、周りも巻き込み、無視をする。
少しでも歯向かうのものなら、カンファレンスだと乗じて自分の味方(真の意味で味方なのではなく、自分が攻撃されたくないために取り巻いていたスタッフ)を数名と対象者を集めて、皆で総攻撃。
対象の利用者について話し合う時には「担当者会議」ともいいます。
集まるのは、介護・看護・厨房・リハ・ケアマネ・相談員(滅多にありませんが医師や歯科医師)です。
自分は、とにかくおしゃべりが好きで、一度話し出すと止まらない。
その分、周りのスタッフが動き「ごめんね~。」の一言で終わらせ、またすぐに同じことを繰り返す。
事務員は、一回り以上も年下で後から入社したのに、あるトラブルをきっかけに挨拶しても無視。
頼み事をしても、ものすごくイヤそうな返事をしてくるし、こちらに手落ちがあろうものならここぞとばかりに攻撃、いや口撃。
そのクセ、他のスタッフが周りにいるときちんと挨拶を返し、手のひらを返したよう。
さらに外部の関係者にも失礼で、あまりにも横柄なため何度もトラブルを起こし。
これでは、いくら収入が上がって休みが増えて、しかもほぼ定時に仕事を終われるとしても精神的にもたない。
そこで、転職することを考えました。この時に出会ったのがカイゴジョブです。
カイゴジョブを利用して本格的に転職活動スタート!
カイゴジョブは、仕事柄、事務所でパソコンに向かうことが多く、「自施設(※自分の働く施設)の求人もハローワーク以外にどのように展開しようか…」と日頃より閲覧していたサイトでした。
県内の求人検索も条件入力が簡単ですし、何より手っ取り早い。そこで公式サイトから会員登録を行いました。
初めに希望する雇用形態、次に保有資格をチェック。そして住んでいる地域の郵便番号とメールアドレス、パスワードを入力し、登録。
登録した後は、自分が希望する地域や形態の求人が一覧で表示されます。本当に簡単です。
わたしが設定した求人条件は、
- 正規職員であること
- 保有資格が「介護福祉士」と「介護支援専門員」
- 暮らしている地域
の3つでしたが、希望地域の範囲が狭すぎたためか、検索結果は一件のみでした。
求人データは、就業条件が結構細かく掲載されて、分かりやすいのが特徴です。
ただ、最初分かりにくかったのは、「カイゴジョブ」とは別の紹介会社(例えばケア人材バンク等)が取り扱う求人も掲載されていることです。
求人応募後、担当のエージェントとは、主にはメールでやりとりをしながら、時間が空いている時には電話でも話をしました。
転職支援サイトを利用する一番のメリットは、こちらの希望に合った求人をエージェントが探してくれて、求人先と代わりに条件面の交渉をしてくれることです。
求人応募してからお話が進んでいけば、面接の日取りやアポイントも代行してくれます。
エージェントの転職支援サービスは、働きながらプライベートな時間を削って求人を探すしかない人にとっては、非常に有効です。
介護の仕事はただでさえストレスがたまるため、できればプライベートの時間は好きなことをして休んでいたいものですから。
面接日までに用意しておくものは「履歴書」になります。
わたしの場合、職歴も履歴書の中に記載しました。
面接前や、面接当日に職場見学をするケースがありますが、施設によっては“見学はラフな格好で”という依頼もあるため、服装に関しては指示に従って臨機応変に対応しましょう。
一般企業の常識では、ビジネスの場においては「スーツが無難」とされていますが、介護施設の場合は例えば、
- スーツよりも普段着の方が人柄が分かる
- 求人を出している該当職種のスタッフに、求人を出している事実を公表していない
- 介護施設は高齢者の生活の場のため、施設内部を見学するのであればスーツは場違い
このような施設側の都合や考えもあるのです。
面接で条件面を話し合った結果、辞退を決断
面接日当日。緊張しながら訪問し、施設内を見学させていただいた後に面接となりました。
事前にエージェントから「面接時に施設側から説明してほしいことがあるか」という質問に回答していたので、施設側にもそれがきちんと伝わっていて、全て納得のいく説明をしてもらえました。
しかしあいにく、わたしが求める条件と合致しない点がいくつかあったため、転職成功には至りませんでした。
- 休日日数が少なかった
- 長年勤めれば、今の年収を超えることは賃金表からも分かるが、転職段階では年収が下がる
- 上級職が与えられるため、超過勤務の時間が増える
カイゴジョブを利用した感想
本来であれば求人応募から面接を受けるまで、すべて自分で話を進めるわけですが、カイゴジョブエージェントに頼めばすべて代行してもらえますし、事前にこちらの要望も面接前に伝えてくれるので、話がスムーズに進むことから、カイゴジョブを活用することには大きなメリットがあると思っています。
次ですか?もちろん、カイゴジョブを始めとして転職支援サイトを十分活用させていただきますよっ!
でも、本当なら転職することなく、骨をうずめたいですが…。
この体験談を書いた人
- 氏名…A.Nさん
- 住所…長野県
- 年齢…40代
- 性別…男性
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